【 概 要 】

音声コーデックRA-5010は通信回線の一つとして、NTT東日本・西日本が提供する「データコネクト」を利用しています。（他には、LAN接続やVPN接続なども利用可能です）
この「データコネクト」とは、NTT東日本・西日本のNGNネットワークを利用した帯域確保型データ通信のことで、ひかり電話サービスの機能の一部として提供されています。

「データコネクト」はひかり電話サービスに加入している端末同士を接続することが可能で、 電話番号（0AB〜J番号）を利用することにより簡単に相手端末と接続することができます。（通常のVoIP装置では、IPアドレスやURI（ホスト名+ドメイン名）を利用します）

RA-5010 音声コーデック
https://airfolc.mixwave.co.jp/own_products/106/

【 利用用途 】

RA-5010の利用ターゲットの一つとして、放送局・スタジオと臨時のサテライト局との間の音声中継回線としての利用が考えられます。 その際、安定した帯域を確保するためには高価な専用線を引く必要性がありましたが、 「データコネクト」を用いることによって従量課金の安価でかつ帯域が確保された高品位な非圧縮音声伝送が可能となります。

レゾネッツエアフォルク独自のストリーミング
【 コンカチネーション技術 】

「データコネクト」では、データ（ストリーム）の概念として、チャネル（セッション）とメディアストリームという2つの要素で構成されています。

「データコネクト」は、１契約電話番号毎に１チャネルが付与され、この１チャネル内では最大5つのメディアストリームを流すことが可能です。 このメディアストリームにはIPパケット化されたオーディオデータが流されます。 各メディアストリームは最大1Mbpsの伝送容量を持っており、RA-5010では最大5つのメディアストリームを束ねて最大5Mbpsの伝送容量でオーディオデータを送信することができます。 （これをストリーミング・コンカチネーションと呼びます）